禁漁期間にも更新です。
なぜならこの期間にも釣れる場所だから!
最近は冬期にニジマスを釣れる場所が増えていますよね、実は近くにもありました。
野原川。
テンカラ大王、石垣先生に「結構いいんだよ」と教えて頂き、行ってみたのが先々週。
そして、石垣先生と西尾さんが行かれるというので、また行ってしまいました。
確かにいいんです。
ここは野原川観光センターという組織が運営していて、2500円の遊漁料で1kgの放流をしてくれます。
話だけ聞くと、管理釣り場?のようにも感じるのですが、「人さえいなければ、他エリアでも釣っていい」というのと「自然渓流である」というのがいいんです。
過去に放流されたニジマスがいついており、自分用に放流された1kgではない魚も釣れ、普通の渓流同様に楽しめます。
あと、今は当然新子ばかりですが、オンシーズンには20cmくらいまでのアマゴも釣れます。
あなどれない場所です。
今度から禁漁期間中の定番になりそう。
そして、今回は更なるハマる理由が出来ました(^^
今日のテンカラ課題:底に張り付いた魚を釣る
今回はちょうどタイミングがあい、石垣先生と
西尾さんとご一緒させて頂いたのですが、
お二人ともエキスパートな方なのでとても勉強になりました。
自分とは全く違う釣り方をしていたので、目から鱗状態。
前回、一人で来た時には放流されたニジマス(放流直後は黒いので、自分では黒ニジと呼んでいる)は反応が悪いので、ちょっと釣ってダメならすぐ釣り上がっていました。
釣り上がると、過去放流された後に釣られず、川に定着したニジマス(川になじんで魚体が白いので、白ニジと呼んでいる)が適度に反応があり、こいつを釣って楽しんでいました。
<↑白ニジ>
が、今回お二人を見ると、わざわざ黒ニジを釣っているんです。
理由をお聞きすると「普通にすれば釣れるけど、それじゃあ面白くないでしょ」とのこと。確かに。
放流直後の黒ニジは、完全に底に張り付いてしまっているんで、通常のテンカラの水面下20cm以内では反応が薄いです。
これを釣るには「沈めて釣る」がメインになる。
「沈めて釣る」場合、今までの自分は普通に釣るときの仕掛けと同じ長さで、ハリスにガン玉をつけて釣っていたんですが、これがまず違う。
極端に言うと
- 竿先からライン・ハリス・毛鉤までの長さを竿と同じにする
- 竿とラインを垂直に保ち、竿先の真下を釣る
1.について、「田中さん、それでは仕掛けが長すぎる。斜めに入ってしまっているから底まで沈んでないよ」とアドバイス頂き、極端に仕掛けを短くすると確かにいい!
さらに2.を実行し、短い仕掛けを竿先から真下に落として、竿を回して流れにあわせると、今までよりも断然底を探れるようになりました。
餌釣りの方々が「底に沈んでいる魚の鼻先に餌を送り込む」と考えているのと同じイメージです。
前にも書きましたが「そんなのテンカラじゃない!」と思う人もいるでしょう。 でも自分の手持ちの戦術は多い方がいい。
別に放流黒ニジじゃなくても、解禁直後や食いが渋い時は天然魚も底に張り付いている。
これらを釣る練習を野原川に来ればいつも出来る! と思えば、とても面白い場所です。
さらに沈めて釣るだけでなく、誘いのかけ方も自分とは全く違う方法をやられていました。
竿先をちょんちょんくらいではなく、大きく上下に動かして釣っている。
「合わせはどうするんですか?」と聞くと、「向こう合わせ!」と笑われていました。
昔の職漁師の方々がやられていた方法だそうで、底に張り付いて普通に毛鉤を流しても全く反応しない魚もポンポンかかっていた。
これも面白かったなー。
「え、そんなに大胆に動かすんですか!?」みたいな(^^;
自分の中で作られていた狭く小さな常識がガラガラと崩れ去り、清々しい。
いやー、いろんな方と釣りに行くのはとてもいい。
来シーズンはもっともっとたくさんの人と一緒にテンカラに行ってみたいです。
そして、今年は12月末まで野原川の黒ニジ テンカラが続きそうな予感。