どこにでも出没している特定外来種ブラックバス。
いわゆるプロの人が釣るようなのは入らないが、川でガサガサしていても結構タモ網に入る。大きい個体は中々に迫力ある。特定外来種は生きたままの移動や飼育は禁止されているから、釣った場合、とった場合は、その場で締めるか、リリースするというルールがある。
雑食で大食い。在来種自体を食べたり、在来種の餌を食べたりと生態系に大きな影響を与えているというが、本当だろうか。自分の目で見たこと体験したこと以外はあまり断言したくない、できない性格の私。とれたブラックバスが何を食べているか調べてみた。
捕まえたその場でエラを切って締める。
戻って腹を割いてみたら、何か出てきた。
これ、何だかわかるかな? 3匹入っていた(絵面がエグいのでわざとブレた写真にしてある)。
トウカイコガタスジシマドジョウ。
この舌を噛みそうな名前のドジョウについては前にも紹介したことがあるが、絶滅危惧種。
難しい話はしないけど、これで在来の希少なドジョウが食べられていることがよくわかった。
最近は、夜に岸辺近くで眠っているブラックバスを見獲り(ターゲットを見ながら網で獲ること。たぶん造語。)して、その場で締めて、飼ってる我が家のナマズの餌にしている。
難しい話をせずとも、特定外来種を駆除できて、獲る楽しみも味わえ、餌代が浮いて、ナマズは満腹になる。こんなにいいことはない。
川遊びマップ編集長
伊藤 匠