水切り講座 第2回 石の選び方~初級編~《世界チャンピオンが教えます!》

2017年12月23日(更新日:2018年5月7日)
水切り

石の選び方~初級編~

どうも、こんにちは。水切りチャンピオンの橋本です。

今回は、石の選び方を紹介します。

石選びから水切りは始まります。どんな石を使うかで投げ方が変わってくるし、跳ね方も変わります。

石を選ぶ技術は、はっきり言って、投げる技術よりも重要です。

いい石さえ使っていれば、それだけできれいに跳ねてくれます。

初級編では、どんな石を使ったら跳ねやすいか、3つのポイントに絞って紹介します。

1、下になる部分が平たい石を使う

平たい石がよい、というのは広く知られた水切りの常識です。

水切りでは、石に横回転をかけて投げます。

そのときに、下になる部分が平らなものを選びます。

でっぱりがあったり、ゆがんでいるとよくないです。

そして、平らであるなら、面積は広いほうがいいです。

前回紹介した握り方ができるくらいの大きさで、なるべく大きいものがよいです。

2、自分にあった重さの石を使う

重さは重要です。自分に合った重さの石でないと、ちゃんと投げられません。

軽すぎてもダメ、重すぎてもダメです。

軽すぎると、空気の抵抗で軌道がぶれやすくなり、安定しません。

基本的には重いほうがいいのですが、重すぎると、跳ねるために十分なスピードと回転を与えられません。

練習して、自分に合った重さを探すことが一番良いですが、はじめのうちはわからないと思います。

目安としては、軽く腕を振った時に、石の重さが感じられない程度でなるべく重いもの、がいいです。

難しい言い方になってしまいましたが、腕を振った時に重さを感じないくらいが、

十分なスピードと回転を与えられる重さだと思います。その中でなるべく重いもの。

ちょうどいいバランスのものを探してみてください。

 

3、全体的になめらかなものを使う

とがっていたり、欠けたばかりのような部分があったりする石は上手くいかないことが多いです。

跳ねるとき、変に水にひっかかるような動きをして、沈んでしまうことがあります。

なめらかではない部分は、水の抵抗を強く受けてしまうからだと考えられます。

河原に落ちているなめらかな石は、長い長い時間をかけて川が磨いてきたものです。

水の流れにさらされ続け、水の抵抗を受けにくい形、表面になっています。

そういった石は水切りをしたときにも川とケンカせず、上手く跳ねてくれることが多いです。

 

今回紹介したように、投げる人によって、いい石というのは変わってきます。

手の大きさ、力の強さ、投げ方、一人一人みんな違います。

石だって、自然界には一つとして同じ石はありません。

きっと、その中にはあなたにぴったりの石があります。

ぜひ河原で探してみてください。

 

次回は、石の投げ方について紹介します。

 

おまけ

水切りに使いたくなるいい石には「うひょひょ石」という呼び方があり、私も使っています。

いい石って、見つけたとき、うひょひょ、という気分になりませんか?

水切り石探しのワクワク感が感じられる良い名前だと思っています。

 

橋本桂佑

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