今日もガサガサ日和 vol.16 〜最近の網果 カネヒラ

2015年8月14日
ガサガサ

ガサガサの醍醐味の一つに、思わぬ獲物が獲れた時の驚きと望外の喜びがあります。

初めましての生き物や、今までその川では獲れたことがない生き物が獲れた時など。思わず歓声が上がってしまいます。

「ウォーー! なんじゃこりゃーー! 君は誰ですか?」と叫びつつ、バケツや水槽に走ります。笑

アドレナリン分泌、というよりも沸騰する瞬間ですね。

今回フィールドはこんな感じ。
今回のフィールドはこんな感じ。
農業用水路ですね。
農業用水路ですね。
コンクリ水路だが、かなり砂が堆積していて、草に覆われていました。
コンクリ水路だけど、かなり砂が堆積していて、草に覆われていました。
水路は正にガサガサにぴったり。
水路は正にガサガサにぴったり。怪しさしかないです。笑 アマゾン!!

川が流れていれば田んぼがあって、田んぼがあれば水路があります。

圃場整備の名の下、水路はコンクリートで固められ、揚水ポンプが使われることで水田と水路と川を行き来して生息していたメダカ、ドジョウ、ナマズ、フナ、タナゴなどの生き物は激減しました。それらを捕食していた生き物も激減。

水田という人の社会が作った「自然環境」でしか生きられない生き物がいっぱいいます。同じことは農業用ため池にも言えます。ここに人も生態系の一部である一つの証左があるのです。私はそういう人の営みが生態系・自然循環の一部を成してる景色がとても好きなのです。

今回のガサガサポイントはまだ水田、水路、川の連携が適度に保たれていました。

ヤリタナゴのメスかな。
ヤリタナゴのメスかな。
ドンコさん。
ドンコさん。
雅な婚姻色を纏うヌマムツ。常連さんでも川によって色の違いが大きいので婚姻色の違いを楽しむのも面白いです。
雅な婚姻色を纏うヌマムツ。常連さんでも川によって色の違いが大きいので、婚姻色の違いを楽しむのも面白いです。
立派な追い星。
立派な追い星。

そしてそして今回の初めまして。

なんか入るかなー、なんて呑気にタモ網を入れてあげてみると、、、なんじゃこりゃーーー!!! でかいぞ!!  カネヒラだっ!!

カネヒラ♂。日本のタナゴでは最大。体のブルーが鮮やか。
カネヒラ♂。日本のタナゴでは最大。体のブルーが鮮やか。
背ビレ、尾ビレ、エラのあたりのピンクもたまらない。
背ビレ、尾ビレ、エラのあたりのピンクもたまらない。
カネヒラ♀。♂に比べると地味です。
カネヒラ♀。♂に比べると地味です。

淡水魚ではオシャレに懸命なのは♂。人とは違いますね。♂は必死です。最近り淡白な人のオスもタナゴを見習ってもらいたいですね。笑

すぐにこの婚姻色の見事さを見たかったのでバケツではなく水槽に入れました。携帯用のエアレーションを使います。

だいたい現場で使ってるのはこれぐらい。
だいたい現場で使ってるのはこれぐらい。タモ網、バケツ、観察ケース、水槽、携帯用ポンプ、投げ込み式ブクブク、淡水魚識別図鑑。
網果を水槽にいれて観察。
網果を水槽にいれて観察。
カネヒラは一網で7匹は獲れました。
カネヒラは一網で7匹は獲れました。
賑やかです。
賑やかです。
ヌマムツとカネヒラのファッションショー。
ヌマムツとカネヒラのファッションショー。

では、ファッションショーの模様を動画でどうぞ。魚の動きが早いのでスローモーションで撮ってます。何種類の生き物がいるかわかるかな?

すぐそばの川はこんな感じ。こちらも中々に怪しいですよね。入ってみましたが、水路でテンションマックスにいってしまいどっと疲れてしまった為、アブラボテぐらいしか獲れませんでした。。

土手の上から覗いただけで、アブラボテがいる、ということがわかるくらいきれい。
土手の上から覗いただけで、アブラボテがいる、ということがわかるくらいきれい。
コカナダモが大繁茂。
コカナダモが大繁茂。

一組のつがいだけ持って帰って飼育することにしました。

先日立ち上げたドジョウ識別観察用の「ドジョウ水槽」に入ってもらいました。ここにはドジョウ、シマドジョウ、ホトケドジョウ、トウカイコガタスジシマドジョウが入っています。しばらくうまく同居してくださいね。繁殖できらいいなぁ。ただ、カネヒラは産卵してから孵化まで半年くらいかかるから持久戦だ!

産卵用のマツカサガイとドブガイ。初夏にアブラボテのの稚魚が誕生して二枚貝です。
産卵用のマツカサガイとドブガイ。初夏にアブラボテの稚魚が誕生した二枚貝です。
♀の産卵管が伸びてますね。
♀の産卵管が伸びてますね。
尾ビレにかけて伸びる青い条もたまりません。♀にも微かにありますね。
尾ビレにかけて伸びる青い条もたまりません。♀にも微かにありますね。

我が家の水槽増殖は止められません。ついにリビングまで進出しました。笑

リビングでゴロッとしながら採ってきた魚たちを眺める。これを至福の時と呼ばずしてなんと言おう。テレビなんかいりません。皆さんも是非!!

伊藤 匠

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