ガサガサ日和の更新が滞っていた間も、日々ガサガサはしていました。こんなにもガサガサ頻度の高い夏は初めてです。毎日、新しい発見に胸躍らせていた一方、昔馴染みの生き物の美しさを再認識させられてもいます。
今回はその中からゴクラクハゼを紹介します。
下流から汽水域に生息するヨシノボリの仲間。全長8センチほど。孵化した稚魚は海へ下り、3センチ程になって遡上してくる。水生昆虫や藻などを食べる雑食。
じっくりと観察すると、側面の瑠璃色の斑紋や、背びれの彩色に息を飲みます。
淡水魚は地味だとよく言われますが、こんな華やかな魚もいるんです。
正に極楽を思わせる、そんな魚ですね。
伊藤 匠