キャンプが雨の時は?雨キャン対策入門と全国のおすすめスポット12選

2018年6月10日(更新日:2018年6月22日)
アイテム子どもと川遊び

もしキャンプが雨だったら

こんにちは。川遊びマップブログ編集部の永田です。

いきなり私事で恐縮ですが、小2の息子に「ママ、夏休みはキャンプに連れてって!」とせがまれて、ちょっと困ってます。

というのも、私はキャンプ未経験なので、なにをどうしたらいいかよくわかりません。

特に心配なのが天気。せっかくキャンプ場を予約しても、もし当日、雨だったら?

雨の中キャンプする自信はないし、でも、キャンセルするのはかわいそうだし、仕事の都合もあるから他の日にずらすことは難しいし…。

なので、実際にキャンプのベテランたちに話を聞いて、雨への対策や必需品などを記事にまとめてみました!

話してくれたのは川遊びマップブログ編集部のスタッフたちです。キャンプやアウトドアの経験豊富なメンバーなので、実感のこもった対策方法を話してくれました。

キャンプ初心者の方のご参考になれば幸いです。

雨のキャンプはやっぱり大変


結論として、「雨の日のキャンプはお勧めしません」というのが川遊びマップブログ編集部スタッフの考えです。

雨のキャンプは、テントを張るのも、片づけるのも大変。

地面も泥だらけになるので、荷物運びもちょっとしんどくなります。

ただ、せっかく家族みんなの都合をあわせてキャンプの準備をしてきたのに、雨だからキャンセルというのも残念過ぎます。

大雨や台風だったらキャンセルも仕方ない、というか当然ですが、小雨程度でしたら、ちょっと大変になるのを承知の上で頑張ってキャンプを決行するのもアリでしょう。

キャンプ地の天気予報をしっかり見ておく

その日のキャンプ予定地の天気予報を見ておくのはもちろんですが、翌日・翌々日あたりまでの予報も見て、天気の変化をつかんでおきましょう。

翌日に大雨の可能性が高いならば、残念ながらキャンプはキャンセルしたほうが無難ですが、小雨や曇りの予報なら対策を考えておけばなんとかいけそうです。

また、キャンプ場で雨が降り出したら、リアルタイムの降水状況と今後の予報をこまめにチェックするよう意識しましょう。

ウェザーニュースの雨雲レーダーを見ると、雨の強さや、いつぐらいから本格的に降り始めるか、どれぐらいしたら降りやむかという予測ができて対策を立てやすいのでお勧めです。

雨キャンプの対策とグッズ

キャンプ慣れした川遊びマップブログ編集部スタッフに、雨だった時の備えを聞いてみました。

豊富な経験に基づいて、雨キャンプの場所選びの基準や、必需品のグッズなどをご紹介します。

場所選び

キャンプ初心者が雨の中でテントを張るのは、かなり大変なことになるので、雨が心配な場合はコテージやバンガローを借りた方がよさそうです。

それでも、どうしてもテントじゃないとヤダ!というなら、オートキャンプ場などしっかり整地されているキャンプ場を選びましょう。

川原にテントを張るのは、雨で増水した時に事故につながるリスクが高いので、NGです。

また、キャンプ場内に高低差があるときは、高い場所にテントを張りましょう。低い場所だと水が流れてくる心配があります。

グッズの用意

・グランドシート
テントを張る前に地面に敷きます。雨でぬかるんだ地面には必需品です。グランドシートがなければブルーシートでも。キャンプ初心者としては初期投資を抑えたい気持ちもあるので、お手頃価格のものでいいかもしれません。

 
・タープ
タープがあれば雨よけのスペースを取れます。タープは日よけにもなるので、キャンプの必需品とも言えます。レンタルしてくれるキャンプ場もあります。編集部スタッフ愛用のタープはコレ。コスパが良くておすすめです。

 

・LEDランタン
キャンプ場は自然の中にあるので虫もいます。そのため、普通の懐中電灯だと虫が集まってきます。特に雨の日は、虫も雨を避けられる場所に集まってくるので、虫が集まりにくい性質を持つLEDランタンがお勧めです。虫が苦手な人には必需品かも。

 
・大きなカゴ
撤収したテントなどを車に積み込むときのキャンプ便利グッズ。車内に大きなカゴを置いておけば、濡れたテントやシートなどをそのまま積み込めます。
 
・レインコート
テントの設営は雨がやんでいるときにするとして、撤収のときは小雨でもやらないといけないかもしれません。雨の中で作業するときに、傘だと片手がふさがってしまうので不便なため、レインコートは必需品です。
 
・室内で遊べる道具
野外活動はできないので、テントの中で子どもが退屈せず過ごせるグッズが必需品です。トランプやオセロなど、家族で遊べるといいですね。

テントの設営と撤収

雨が降りしきる中でのテント設営は初心者には難しいので、雨が小やみになったときに設営しましょう。

設営の手順を簡単に説明すると、
 1. タープを立てる
 2. グランドシート(またはブルーシート)を敷く
 3. テントを設営する
となります。

ちなみに撤収ですが、話してくれた川遊びマップブログ編集部スタッフの場合は、たたんだテントやタープをそのまま車内の大きなカゴにつっこんで乗せるだけ、という非常にざっくりしたやり方だそうです。雨の中では他にどうしようもないとか。

テントもタープもグランドシートも、帰ってから汚れを落とし、よく乾かしてから収納してください。汚れや雨水が付いたままだとカビや傷みの原因となり、次回のキャンプがちょっと悲しいことになってしまうかもしれません。

★キャンプ初心者から本格派まで、用途別テントの紹介記事はこちら★

雨キャンプの過ごし方

雨とはいえ、楽しみがないわけではありません。

せっかくのキャンプですから、ふだんと違った体験を楽しみましょう。

雨でもバーベキュー

キャンプ初心者にとって、雨の中でバーベキューをするのはちょっとハードルが高そうです。

そのため、雨でも心配なくバーベキューを楽しめる屋根付きバーベキュー棟のあるキャンプ場だと安心です。

キャンプ場によっては、百人ほど収容できる大型の屋根付きバーベキュー棟があることも。

そうした場所なら、雨が降ってもぬれる心配なくバーベキューの準備をして、自然の空気を味わいながらゆっくりを食事を楽しめます。

★バーベキューレシピのご参考に!★

温泉を楽しむ


雨のときは温泉施設が近くにあるキャンプ場を選ぶといい、というのが川遊びマップスタッフの意見です。

キャンプ場ではシャワーが使えるところもありますが、やはり雨で冷えた体を温めるにはお風呂が一番。

日帰り温泉が近くにあれば、ゆったりつかって芯まで温まり、雨キャンプの疲れを癒すことができます。

雨天OKの体験イベントに参加する


キャンプ場によっては、場内の管理棟で木工細工の製作体験や、バウムクーヘン作り体験、石窯ピザ焼き体験などをやっているところもあります。

ふだん家ではなかなかできない体験をすれば、雨の日でも満足度の高いキャンプライフを送れます。

作った作品や製作体験レポートを夏休みの自由研究にすれば、まさに一石二鳥!

雨でも楽しめる全国のキャンプスポット12選

北海道から九州まで、雨でも予約をキャンセルしないで楽しめるキャンプスポット情報を集めてみました。

テントサイトだけでなく、コテージやバンガロー、屋内の体験施設もあるところを厳選したので、雨の日でも退屈せずにご家族で楽しく過ごせます。

もちろん、晴れていれば川遊びもできますよ!

(※情報が変更されている場合もありますので、詳細は各施設にお問い合わせください)

北海道・東北地方

【施設名】《道民の森 神居尻地区》
【住 所】北海道石狩郡当別町栄町192-7
【連絡先】0133-22-3911(道民の森管理事務所)
【公式HP】https://www.dominno-mori.org/index.html
【編集部コメント】
とても広い道民の森は6つの地区に分かれていて、神居尻地区はその中の一つ。宿泊施設はコテージとキャンプサイト。
テントなどのキャンプ用品や調理セットのレンタルもある。屋根付きの炊事棟があるので雨の日も安心して調理できる。キャンプ場内を流れるせせらぎで水遊びも。
森林学習センターで木工作品づくりもできるので、雨の日でも楽しめる。

【施設名】《中滝ふるさと学舎》
【住 所】秋田県鹿角市十和田大湯白沢45−1
【連絡先】0186-30-4021
【公式HP】http://nakataki.kazuno-furusato.jp/index.html
【編集部コメント】
平成20年度に閉校となった旧中北小学校校舎を利用した施設。宿泊はケビンとキャンプ。
子どもも安心して遊べる清流がある。クラフト作りやアロマキャンドル、石窯焼きのピザ作りなども体験できるので、雨の日でも充実して過ごせる。

関東地方

【施設名】《こまどり荘》
【住 所】埼玉県秩父市中津川447
【連絡先】0494-56-0100
【公式HP】http://www.komadorisou.jp/
【編集部コメント】
宿泊施設はコテージ。屋根付きのバーベキュー棟があるので雨でもバーベキューできるが、席数に限りがあるため要確認。
晴れていれば、すぐそばを流れる清流、中津川で川遊びできる。渓流釣り場では貸し竿や餌もあるので手軽に楽しめる(要遊漁券)。
同じ敷地内にある森林科学館では木工工作体験もできる。

【施設名】《ロマンの森共和国》
【住 所】千葉県君津市豊英659-1
【連絡先】0439-38-2211
【公式HP】http://www.romannomori.co.jp/index.php
【編集部コメント】
宿泊施設はコテージ、キャンピングロッジ、オートキャンプ。
バーベキューをするなら園内のフードコートで(営業時間11:00~15:00 平日不定休 要予約)。屋根付きの共同炊事場があるので雨が降っても濡れる心配なく調理して食事できる。
森の工作室やおもちゃ館は雨でも楽しめる。晴れていれば、フィールドアスレチックやミニSLなどで遊べる。
おもちゃ館で釣り竿を借りてロマン渓谷へ降りていけば釣りもできる。

東海地方

【施設名】《飛騨小坂 ふれあいの森》
【住 所】岐阜県下呂市小坂町湯屋273-1
【連絡先】0576-62-2910
【公式HP】http://www.hida-fureai.com/study.html
【編集部コメント】
宿泊施設はログハウスとバンガロー。キャンプ用品のレンタルもあり、アウトドア未経験の家族でも心配ない。
バームクーヘン作りやガラス細工など大人も子供も楽しめる体験活動がある。体験や食事の場は屋根付きなので雨でも安心。
天気が良ければ近くの川で泳ぎや釣りも楽しめる。

【施設名】《五桂池ふるさと村》
【住 所】三重県多気郡多気町五桂956
【連絡先】0598-39-3860
【公式HP】http://www.furusatomura.taki.mie.jp/fureau/index.html
【編集部コメント】
宿泊施設はロッジで、共同風呂完備。
食材やコンロの持ち込みもOK。布団や食器セットなどのレンタルもあり、手ぶらでバーベキューを楽しめる食材セットもある。
バンガローエリア近くには水辺が広がり、水遊びができる浅瀬ではメダカやオタマジャクシなど季節の生き物と出会える。
花とどうぶつふれあい広場(要入場料)のふわふわルームでは、ウサギやひよこなどとふれあえる。土日にはヘビやトカゲ、大きなリクガメも登場する。

【施設名】《キャンプinn海山》
【住 所】三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271番地
【連絡先】0597-33-0077
【公式HP】http://camp-inn-miyama.com/
【編集部コメント】
宿泊施設はコテージ、テントサイト。
屋根のついたバーベキューができる施設、炭火焼ハウスでは雨の日でも手軽にバーベキューができる。
透明度の高い清流、銚子川で泳いだり、アマゴやアユの川釣りも楽しめる(要入漁券)。
初めてでも乗れるファミリー向けのカナディアンカヌーも。センターハウスではバッチ作りなどのクラフト体験もできるので、雨の日もゆったり楽しめる。

関西地方

【施設名】《ふれあいの丘オートキャンプ場》
【住 所】和歌山県有田郡有田川町清水585
【連絡先】0737-25-1470
【公式HP】http://www.shimizu-onsen.ne.jp/facilities/autocamp.html
【編集部コメント】
宿泊施設はトレーラーハウスとテントサイト。シャワールームもある。
キャンプ場前の川で川遊びできる。
屋根付きの広々としたバーベキュー場、雨天時OKのテニスコートや、紙すき体験、夏休みの工作にぴったりの木工製作体験など、雨でも大満足のキャンプ場。

【施設名】《ログハウスとキャンプの石ヶ堂古代村》
【住 所】兵庫県養父市森16-17 石ヶ堂
【連絡先】090-1965-3660
【公式HP】http://kodaimura.net/
【編集部コメント】
宿泊施設はログハウスコテージ、古代の高床棟、バンガロー・ウッドデッキ、ウッドハウス、オートキャンプ。
バーベキュー用器材のレンタルや、寝袋・タープなどのレンタルもある。
雨でも屋根付きのスペースでそうめん流しや勾玉作り、土笛作りなどを楽しめる。

中国・四国・九州地方

【施設名】《森の国》
【住 所】鳥取県西伯郡大山町赤松634
【連絡先】0859-53-8036
【公式HP】http://www.japro.com/morinokuni/
【編集部コメント】
宿泊施設はキャンプサイトとコテージ。
雨の日でも屋根つきのキャンプステーション(140名収容)でバーベキューできる。
川遊び探検隊やシャワークライミングなどの自然体験や、ハンドクラフトなどの物作り体験など、各種体験プログラムがたくさん用意されている。
フィールドアスレチックや手裏剣道場など、子ども心をくすぐる充実の遊びスポット。

【施設名】《四万十源流の里》
【住 所】高知県高岡郡中土佐町大野見神母野652
【連絡先】0889-57-2126
【公式HP】http://nakatosa.jpttours.jp/
【編集部コメント】
宿泊施設は冷暖房もトイレも完備のバンガロー。
透明度の高い川で子どもも思い切り川遊びできる。
屋根付きのバーベキュー棟では雨でもバーベキューを楽しめる。手ぶらでOKのBBQメニューやレンタル機材も(要事前予約)

【施設名】《ながさき県民の森キャンプ場》
【住 所】長崎県長崎市神浦北大中尾町691-7
【連絡先】0959-24-1660
【公式HP】http://kenminnomori.sakura.ne.jp/c001.html
【編集部コメント】
宿泊施設はバンガローとテントサイト。
炊事棟や天文台もある。テントやバーベキューセットのレンタルも。
アスレチックや川遊びもできる。木工館では様々な工具を利用して気軽に木工細工を楽しめる。

読まれている記事

スポンサードリンク




PAGE TOP