川遊びマップの岡本です。
梅雨のこの時期にしか楽しめない『川遊び』のひとつを紹介したい思います。
川や水辺のそばで、かすかに光る黄色の光。
先日川遊びマップでホタルの観賞について取り上げましたが、愛知県豊田市でも観ることができる場所があったので行ってみることにしました。
夏の幕開けを告げる生き物として、古くから日本人とともに生きてきたホタル。
5月から7月頃の限られた時期しか楽しめません。
実際に足を運んでの感想などを書いていきますので、幻想的な光を見つけに川や水辺に出かけてみてください。
ホタルが住む場所って?
そもそも、ホタルがいる場所ってどこなんだ?
「田舎」「川」「水がきれいなところ」「光がないところ」…
というイメージがありますよね。
でも、我々のオフィスのある名古屋市から30分ほどでホタルが観賞できる所に行けるんです。
(名古屋市内でもホタルがいる場所もあります。)
ただ、ホタルが住める条件って、光・えさ・流量・人・水質などが複雑に絡み合っていて、単純にこれがあれば!とかではなく、多様な生態系がそこにあって初めて住めるんだそう。
ともすると、ホタルが減ったというのは、生態系が変わったということが言えるのかもしれませんね。
ホタル×川遊びの歴史
川遊び=アクティブに体を動かす
そんなイメージする人も多いかもしれませんが、川のそばでホタルを観賞する遊びは昔から行なわれていた記録があります。
古くは720年に刊行された日本書紀にも、ホタルの様子は書かれていて、日本人とホタルのかかわりは1000年以上続いているんです。
古の日本人は、夏の夜のひと時を、飛び交うホタルを見るために過ごしていたんだと思います。
ときにはホタルを集めて、その光で本を読むなんていう行為もあったようです。
ラフティングやガサガサなんていう遊びが無かった時代の人々は、ホタルが出そうな水辺に出かけて、まあ出かけなくてもそこら中にそういう環境があったように思うけど(^^ゞ、ホタルを愛でて、季節を感じていた、立派な遊びだったんでしょうね。
そして、それは、やはり川のそばだったんだと思います。
川があるからホタルがいる、とすると
ホタルを愛でる現代の時間の使い方も、立派な『川遊び」と言えますよね。
「蛍の光」あの歌の意味
少し話は脱線しますが…、お店の閉店の時などに流れる「蛍の光」
ほ~た~るのひ~かり~、ま~ど~のゆ~き~・・・
これも実は、人とホタルの関わりを表したものだって、知ってました?
昔は今みたいに電気がないから、その代わりにホタルを捕まえて、その光で本を読み、勉学に励んでいたなんて言います。
その営みを表した歌だって言われていますね。
それくらい、人とホタルは昔から一緒に生きてきたってことですよね。
川遊びには関係ない雑学だけど・・(^^ゞ
まだまだ楽しめるホタル観賞
さあ、ホタルが見たいと思ったあなた!
まだまだこれからもホタルは楽しめますよ。
ホタルってたくさんいますが、光るもので有名なのは「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」ですね。
ゲンジボタルは、5~7月
ヘイケボタルは、7~8月
と言われているのでまだ間に合に会います。
詳しくはコチラの記事を参考にしてみてください。
たとえ見られなくても、子どもや誰かと、夜にワクワクしながら出かけると、それだけでも楽しかったりしますよ(笑)
もちろん、見られたら、あの幻想的な光の遊泳を見ると、心が洗われます!ぜひ見てほしいですね。
夏の時期しか楽しめない、川のそばで楽しめる、夜のひと時をぜひ!!
川遊びマップ編集部 岡本