内水面(川)での釣りはもう終わりなのか?

2017年2月20日(更新日:2017年4月25日)
テンカラ川遊びのギモン釣り

渓流シーズン解禁直前なのに辛気くさいタイトルです(^^:

というのも、ClearWaterProjectではこの川遊びマップとは別に「つりチケ」というオンラインで遊漁券を販売するサービスを作っており、その営業のために全国の漁協様に訪問したり電話したりすることが多いです。

その際、漁協の方々からはこんなコメントを頂くことが多いんで、ちょっと待ってくれ!と思い、考えたことをつらつらと書いてみます。

・内水面(川)での釣りはもう終わり、盛り上がることはない

私自身が鮎釣りはあまりしたことがなく、渓流でのテンカラメインなんで、その視点です。
題して「渓流釣りはこれから盛り上がっていく!その理由3つ」

 

■一つ目、こんな景色を釣り歩く渓流釣りは魅力いっぱい。

何といっても日本の川は美しいのです。


都市部はコンクリートで固められた川ばかりですが、少し車で走り、渓流釣りをするような川は昔ながらの様子を保っている所がかなりあります。
早朝、ヒグラシの「かなかなかな・・」という哀愁のある鳴き声を聞きながら川を歩き、朝日とともに竿をふるのは何とも言えない心地よさ。


釣れなくても満足できること請け合いです。(いや、やっぱり少しは釣りたいかも。)

私は登山も好きですが、単なる登山道よりも渓流沿いに歩く爽快さはもう格別。
ついつい、川を覗きこんでしまう。
今、普通に登山している方やキャンプをしている方に普通にPRすれば、何割かはやってみよっかなと思う人が出るに違いない。

今まで内水面漁協がまともにPRしていないだけで、適切に情報を流しさえすれば、状況は変わるはず!!

さらに国内ではなく、海外にはこんなに澄んでいて美しい川はほぼない!
海外の旅行者にこそ、こんなに美しい日本の景色を見てほしいものです。

 

■二つ目、魚が美しい

美しネタ第二段。
日本の渓流釣りのメインターゲットになるアマゴ、ヤマメ、イワナは本当に美しい。


海外のマス類を見ても、こんな魚達はいない!
日本の海の魚と比較しても、この清楚さ、スタイルの美しさ、際立っています(怒られるかな(^^;)。

環境に適応して生物は進化を遂げていくわけで、まさに日本の美しい渓流に育てられたからこその魚達ではないでしょうか。

 

■三つ目、安い

渓流釣りって、年券買っても3000-5000円程度のことが多いです。
スキー場に一日行くだけの値段で、一年間ずっと遊べます。
ディズニーランドの1デーパスポートよりも年間パスの方がだいぶ安いんですよ。

圧倒的なコストパフォーマンスと思うんですけどね。
めちゃお得。

こんな素晴らしい渓流釣り、今年からはキャンプ層など親和性のある他ジャンルの方々にどんどんPRしていきまっせー。
話変わって、人が増えると「釣りきられて魚がいない」ってことが川では起こります。
なんせ、川の面積って海なんかと比べると圧倒的に少ないんで、一人が10匹ずつ持ち帰れば、あっという間に川から魚がいなくなってしまいます(詳細はこちら)。
でも、内水面漁協がちゃんとC&R区間を設定したり、啓蒙したりすれば、新しく始める人達ってそんなに持ち帰ることに固執しないと思います。
むしろ、持ち帰って料理なんて、めんどいくらいに感じる人が多いのではないでしょうか。

昔のおっちゃん達のように釣りと生活が密着していないですから。
根こそぎ持ち帰るおっちゃん達がいたら、みんなでメッと言いましょう(^^/

渓流釣りのファンも増やしつつ、たくさんの魚がいる川を釣り人と漁協で作っていく、そんなシーズンにしたいです。

 

# 漁協とNPOなどその他の増殖事業(魚を増やす行為)をおこなっている団体のすみわけなど、書きたいことは山ほどありますが、あまり長いとウザくなるんで、また次の機会に。
田中五月

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