ガサガサする時や川で遊ぶのにどんな履物がいいか?
とても大事なのに軽視されている気がします。ガサガサで常に水に浸かっている、動いているのは「足」。ですから、もっとも怪我しやすいのは「足」ってことです。私は過去、その辺を重視せず、欲望のままガサガサして親指を川底の岩にひっかけて爪がめくれるという大惨事を経験しています。だからちゃんと足回りは選ばないといけない。
重要なのは 足を守れる・ガサガサに集中できる この2点。
裸足は論外!
「え〜、裸足が気持ちいい〜じゃ〜ん」って方、よく聞いてください。川底や河原は石、岩、砂利と色々なコンディションになっています。その上を裸足で歩くのは、とっても痛い。やったことのある人はよくわかりますよね? 炭火の上を歩く苦行のような感じなってしまう。
不意なことが起こった時に力が入らないから、とっさの行動に出れない。これは非常に危険。さらに鋭利なゴミが落ちていたりする。ガサガサでは大抵水は濁ってくるので水の中は見れません。何があるのかわからない中、盛んにガサガサするのですから危険です。私のような惨事になります。力が入らなければ網果も期待できないですからね。
カカトの無い靴はNG !
代表選手はビーチサンダル。足裏はカバーされるけれど、強度に問題があるし、一番の問題はすぐ脱げてしまうこと。これでは足は守れないし、ガサガサに集中できません。
ベストはやはりウェーダー
もはや足回りの領域を超えてますが、これならどこまででも入っていけます。
獲れる生き物も幅が広がります。僕の経験上、長くつは無力ですね。なぜなら、長靴で入っていけるレベルでは満足できなくなってくるから。絶対。笑 間違いなくキャパを超えた深みまで入っていって水が入ってきてしまう。なので、はじめからウェーダー履いておけばいいんです。
夏場は?
しかし、夏場はきつい。
不快感を避けるために、靴下(くるぶしが隠れる長さの)、長ズボンを履いてからウェーダーを履くのですが、脱いでびっくり。水が漏れていたのではないか、と見紛うほどに濡れてます。違います汗です。ウェーダーは極端に言えば、厚手のビニールシート履いているようなもんです。真夏に使えばどうなるか、わかりますよね?
真夏は濡れても良いハーフパンツにこんな靴が良いでしょう。沢登り用の靴です。
急流を登っていく為の靴で、靴底は厚くフェルト生地のものが多く、滑りにくい。
上の写真は紐で結ぶタイプですができることなら、チャックやマジックテープのタイプがいいでしょう。紐はすぐ解けてしまうので。濡れた足で脱ぎ履きするのに、紐タイプだと開口部が狭くて苦労します。チャックで大きく開口部を開けられるものがいいですね。
夏場はこれで快適にガサガサできます。
スノーケリングしながら短いタモ網で渓流魚の狙う、なんてことも出てきますがそんな時でも重宝します。たまらずに泳ぎたくなったときも(必ずそうなりますが)これなら大丈夫。水から上がってそのまま陸地も歩けるので、脱ぎ履きを繰り返すなんて手間もありません。
ガサガサし終わった後は?
そして忘れがちだけれどとても大切なのは、ガサガサし終わったあとの開放感。靴なんて履いてられないので、サンダルがいいですが、そのまま河原を散歩するのにも使えるようにカカトがあるもの、靴底が厚いものがいいでしょう。
子供の足回りは?
未就学児には使い古しのスニーカーがいいです。子供も動きやすい。ウェーダーはまだ履きこなせませんし、すぐ買い換えなければなりませんからね。。濡れてからも脱ぎ履きしやすい、マジックテープで調整できるものが使い易いです。出来るだけつま先がしっかりしてるのがいいでしょう。
番外編として、水に入らない河原の散策にはこんなスニーカーも便利。ぬかるみ程度なら防水が効きます。
楽しく、安全にガサガサするためにはそれなりの備えが必要です。
足回りは特に重要だと思いますので、ぜひ、参考にしてみてください。
では、楽しいガサガサライフを!
伊藤 匠