朝、子供たちを保育園に送っていくと、「今日も川に行くんでしょうぉ〜」「今日は何を採ってくるの?」と、ニタニタ顔で息子に聞かれます。きっと園でもそんな調子で喋っているはずなので、先生たちになんと噂されていることか。。
子供たちはまだ保育園児なのでどこの川でも一緒に入っていけるわけではありません。しかし、僕があまりにも楽しそうに遊ぶので、子供も一緒になって遊びたい。保育園で夏休みにやりたい事を先生に聞かれた息子は、「オオサンショウウオを育てたい」「お父さんと一緒に川に潜りたい」と答えているくらいですから。
家では僕がガサガサで採ってきたいろんな川や池の生き物が育てられているし、新しいスノーケルを子供と一緒入るお風呂で試していますから、子供にしてみたら「たまんない」んでしょう。
まだ泳げない子供は、僕と川で潜る為に、お風呂で顔を付ける練習を毎日しています。朝起きると、水槽の前で私の魚辞典と魚を見比べてブツブツ呟いていたりします。
昨日降った雨で本流は通常より20センチ程水位が高くて危険なので支流で。
濡れてもいい格好と、帽子、お古のスニーカー姿でタモ網を持たせて放します。最近は僕がついていかなくても一人でグイグイとガサガサするようになりました。なかなかポイントの見つけ方がうまい。腕力がまだないからうまくタモ網を使いこなせない場面もありますが、どんなところに生き物が隠れているのか探すのがうまいです。
ここは、付近の環境学習等でよく使われている川ということもあり、子供が喜びそうなポイントがいっぱいあります。大部分は膝位までの水位。
息子を脇目に私も少し。流れの緩やかなところには稚魚が群れをなしています。一網入れるとヌマエビと稚魚がまるでシラス漁のように大漁です。
採れた生き物は、カワムツ、アブラハヤ、ヨシノボリ、アメザリ、ヌマエビ、ヤゴ各種。そして意外だったカマツカ。やはり川底が砂地のところに潜んでました。
今日採れた生き物たちは家にいる奴らだったので、リリース。逃がしてやろうとすると息子が「観察したい」と言い出し、観察ケースに入れて暫し観察タイム。ザリガニは怖いらしく触れないためバケツからザリガニだけ出して欲しいと懇願されます。
ちなみに、娘は足先だけチャプチャプやって、綺麗な色の石を探してご満悦でした。子供の「楽しげで真剣な眼差し」はいつでもハッとさせられます。皆さんも是非ご家族でもガサガサしてみてくださいね。
川遊びマップ編集長
伊藤 匠