ある日の打ち合わせの後に、ちょっと寄ろうか、ってことでやってきました。はい、ここです。田んぼの用水路? 水深数センチほどで、澱みきっています。
こんな所に何がいるのだ、と思ったでしょ?しかーし!! 驚くなかれ、ここを底をさらうようにタモ網ですくってみると、、、
はい、採れました。トウカイコガタスジシマドジョウの子供。それもウジャウジャいる。この辺り、どこをすくっても必ずタモ網に入ります。大きくなっても、4センチ程にしかならない可愛いドジョウです。
空いていたジュースの瓶に数匹入れて持ち帰りました。小さい生き物少しだったら、ペットボトルとかで十分ですね。
我が家のメイン水槽に入れたとたん、砂に潜って行きました。
ニシシマドジョウとの相違点など、時間を忘れて見入ってしまいます。
息子はこのちょっとややこしい名前のドジョウをすっかりと覚え、毎朝、私が起きる前からその様子を報告してくれます。
色んな文献や、図鑑のセオリーからするとあんな水路にはいないはずのドジョウ。だけどあんなにいるんです。用水路の繋がっている川から上がってきて、あの用水路で産卵しているんでしょう。何かが産卵、子育てに適していた。
知識としては棲んでいるはずがない、ってことになるんだけど、経験としてはところがどっこい棲んでるよ、ってことになる。細かなアカデミックなことはわからないけれど、経験値でわかっていることは山ほどありますね。
伊藤 匠