寒くなってきましたね。関東では積雪もあったようです。
こう冷え込んでくると、ベランダに置いてある通称メダカ池(プラ舟水槽)も静かなもんです。水草もほとんど枯れちゃって。棲んでいるはずのメダカやタナゴ、モロコたちも殆ど姿を見せません。餌もあまり食べないので世話は楽です。放ったらかしているだけですから。
水草についてよくわかっていない私は、それが多年草なのかどうかもわからず一部、屋内水槽で越冬をさせてみる事にしました。屋内水槽でも育つのか?
これが屋内第一水槽の現状。生き物は、カネヒラ、ヤリタナゴ、アブラボテ、タモロコ、イトモロコ、オヤニラミ、ドジョウ、ニシシマドジョウ、ホトケドジョウ、カワヨシノボリ、ヌマエビ。奮起して掃除したので、水槽が綺麗ですね。(^ ^)
窓の一切ない納戸に設置してあり、メタハラを使っているので冬でも水温は21度前後。



水草は、メインがセキショウモ。そしてマツモ、クロモ、センニンモ。まるでジャングルの様相です。ここで増えた水草を他の水槽や事務所の水槽に持って行ったりしています。セキショウモは丈夫で育て方も簡単と見えます。
そして屋外水槽から持ってきたトチカガミとガガブタ。

育つか不安でしたが、そんな心配は杞憂でした。トチカガミは増えるは増える、処理が大変なほど増えます。間引いたトチカガミはモクズガニの水槽に入れてやったら食べてましたね。餌の栽培といったところです。
今実験中なのはカガブタ。トチカガミと違ってガガブタは根を張りますから、底砂に植えて見守っています。すると、茎(?)がビヨーーンと水面を目指して伸びてゆくのです。1日で数センチ伸びているんじゃないかな。そして、細長いハート型の葉を水面に浮かべるようになったのです。真横から観察するのも面白いです。

食物連鎖の最底辺を形成しているのは膨大な植物です。水の中も一緒ですよね。水の中、川の中は実際に入って覗いてみないとわかりませんから、中々共感が得難い。けれど、沈水植物はとても重要です。
我が家の水槽で生きているものは、魚も水草もその殆どが自分で採ってきたもの。どんな環境でどんな生き物が採れたのか、採れなくなってきたのか、採れるようになってきたのか。そういったことを念頭に、今年も大いにガサガサ、川遊びを楽しみたいと思います。水草はもっと勉強します。
伊藤 匠