今日もガサガサ日和Vol.69 田んぼでガサガサ

2020年11月13日(更新日:2020年11月13日)
ガサガサ

少し前の話になりますが、行きつけの田んぼでガサガサしてきました。
ガサガサする場所って色々ありますが、田んぼ周りの水路なんか、最高のガサガサ場所です。

ただ、田んぼは私有地なので、勝手なガサガサは禁止ですよ。
僕は田んぼの所有者の方にお話ししてあって、自由に遊ばせてもらっています。
地元のブランド米を作っていらっしゃる方で、農薬も使わず、管理されていて、生き物もたくさんの田んぼ。
背後に森、山が広がっていて、川から水路を引いているけど、山からの湧き水もある最高の立地。
あと最高なのは、田んぼの中の水路が、コンクリで圃場整備されたものではなく、素掘りなのです。
今、中々ありませんよね。
コンクリだったり、ポンプくみ上げだったりしますから。

子どもと一緒に、水路に入ってガサガサします。
もう、ワクワクがとまりません。

ザリガニ、コオイムシ、シマゲンゴロウなどいっぱい獲れます。
いつも初夏にカエル獲りにくるのもここですね。
アマガエル、シュレーゲルアオガエル、ツチガエル、ヌマガエル、トノサマガエル。

ドジョウ
トノサマガエル
サワガニ
ホトケドジョウ
オイカワ

これは少し前の写真ですが、シマヘビも

田んぼは生き物のゆりかごとも言われていますよね。
稲作という人間の歳時記に合わせて、生活史を送る生き物も多くいます。
小さな子どもにも気軽に生き物に触れ合える素敵な場所です。

水田、畑作などの一次産業の場は広大な面積を誇るがゆえに、産業全体が健康であればそれだけ生き物や環境に大きな好影響を与えることができます。
反対に、不健全な一次産業が増えれば、その悪影響は計り知れません。
そして現在は後者が多いのも事実。
田んぼも流域のなかの一つの要素ですから、悪影響は水という血液を通って、流域という体全体に及ぶのです。

田んぼで楽しく生き物に触れ合いながら、こんな田んぼばかりではないのだということを考えていました。

川遊びマップ
伊藤 匠

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