そろそろやらなきゃと思っていた「池干し」。我が家のベランダには「メダカ池」という池があるのです。(あ、池のような、池と呼んでいるもののことです)
ガサガサで採ってきた生き物たちが棲んでいます。流行りの言葉でいうと「ベランダビオトープ」ですね。
少なくなった分の水を継ぎ足しているので定期的に掃除をしてます。デトリタスなんかが溜まってくるのでこれを掃除するのです。
ため池などの調整池なんかも、定期的に池干ししますよね。池干しした池ではコイやフナなんかを大人も子供も一緒になって採ってタンパク源にしたりしました。昔は歳時記の一つだったわけです。それの極小版を我が家のベランダでやろうと。
で、これが我が家のメダカ池。暑くなって水草がどんどん繁茂しています。日当たりがとても良いので日陰を作るためにレンガ屋根を置いています。レイアウト移動が簡単にできるよう、水草はそれぞれ植木鉢に入れています。
まずは、水を抜く前に生き物たちの疎開先を作ります。空いている水槽にスポンジ濾過をセット。一気に狭い場所に入れられるのでこれは必須です。水槽はいくつあってもいいですね。ベランダに電源があるので重宝します。ここにメダカ池の水を柄杓で汲んで入れて準備が整いました。
水草や隠れ家用の石やレンガを移動したら、まだかまだかと待っていた子供達の出番。ガサガサ用の網を手にキャッキャと生き物を捕まえます。
もうこうなるとテンヤワンヤ。無法地帯です。さぞ近所迷惑だったことでしょう。でも子供たちは超楽しそう。僕もやりたかったなぁ。
疎開先水槽にはこれだけの生き物が。
メダカ、ヤリタナゴ、アブラボテ、タイリクバラタナゴ、タモロコ、モツゴ、ギンブナ、マドジョウ、マシジミ、タニシ。なんか、減ったなぁ。スジエビやヌマエビ、アブラハヤ、カワムツがいなくなった。こないだの祭りで子供たちが掬ってきた金魚が増えた。違和感しかないぞ。
住人のいなくなったメダカ池を掃除して、水の入れ替え。水草を在来種に変更するため、外来種を間引きます。そしてレンガ等での日除けをやめて、もらってきた流木を中心に配置。そろそろ、ゴーヤーのツルが伸びてくるので緑のカーテンで日除けにします。あと、葦簀。
スペースは無いなりに色々と楽しむことができるものですね。
川遊びマップ編集長
伊藤 匠